御室桜が有名なお寺

仁和寺は、京都市右京区御室にある寺院で、世界文化遺産にも登録されています。徒然草に出てくる「仁和寺にある法師」の話がとても有名です。仁和寺は、春は桜の名所、秋は紅葉の名所としても知られています。特に春の御室桜はとても有名で、仁和寺といえばこの御室桜とよばれるほどです。この御室桜は、1624年から1644年にかけて植樹されたものだそうです。 仁和寺は、886年、光孝天皇の勅願で建築が始められたお寺です。光孝天皇は翌年に崩御し、その後を継いだ宇多天皇によって888年に完成しました。最初は西山御願寺と呼ばれましたが、やがて仁和寺とよばれるようになりました。仁和寺は歴代の皇族が住職を務めたお寺で、皇室ともゆかりの深い格式高いお寺です。明治時代に至るまでは「御室御所」とも呼ばれました。今でも当時の面影をところどころで観ることができます。昭和に入ってからは、真言宗御室派の総本山となりました。 仁和寺は、応仁の乱で伽藍の多くを焼失してしまいましたが、その後江戸時代になると徳川家により再建されました。仁和寺の創建当時からある本尊である阿弥陀三尊像は国宝に指定されています。他にも、平安時代から江戸時代にかけての仏像や彫刻は国の重要文化財に指定されているものもあります。 仁王門は仁和寺の正門です。仁王門を建てたのは徳川家の3代将軍家光です。仁王門は、朱塗りに立派な楼門で、知恩院の三門、南禅寺の三門とともに、京都の三大門にもあげられるほどの立派な門です。金堂は、仁王門を入ってまっすぐに参道を進んだところにあります。金堂は、国宝にも指定されています。御影堂は、京都御所の清涼殿を移築したもので、単層の宝形造をしており、大変気品のある建物です。ここには宗祖でもある弘法大師を祀っています。

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