五重塔がシンボル

東寺は、京都市南区九条町にあるお寺で、「教王護国寺」とも呼ばれています。東寺は、現在日本に残る唯一の平安京の遺構として知られています。794年、平安京遷都の際、鎮座のために正門である羅城門の東と西とにそれぞれお寺を建てたといわれます。正門の東に建てられたのがこの東寺です。一方、西にも西寺が建てられたといわれていますが、現在は残っていないため、建てられたかどうかは定かではありません。東寺は796年に創建されました。最初に建築されたのは金堂であるといわれています。金堂は、空海(弘法大師)が嵯峨天皇から与えられたものであると伝えられています。このようなことからも、東寺は弘法大師の信仰の厚いお寺です。創建当時の金堂は、1486年に焼失してしまいました。その後、1603年、豊臣秀頼により完成したのが今の金堂であり、その豪華で堂々とした建物は、桃山時代の代表的な建築物であるといわれています。 金堂には本尊である薬師如来座像、日光菩薩、月光菩薩、そして本尊の台座には十二神将像が置かれています。これらすべては国の重要文化財にも指定されています。金堂の北側には講堂があります。講堂は835年に弘法大師によって建てられたといわれています。現在の講堂は、1491年に再建されたものだそうです。講堂も重要文化財に指定されています。 東寺にある五重塔は、東寺のシンボルでもあります。五重塔は、826年に弘法大師が着手したもので、約50年もの年月をかけて完成しました。現在の五重塔は、1644年に再建されたものであるといわれます。東寺の五重塔は、高さが約57センチもあり、現在日本にある木造の塔の中では一番高いものといわれています。

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